概要
過去の大地震では、ブロック塀の倒壊により尊い命が失われており、規模の大きい地震が発生した場合、市内でも多くの死傷者が出ることが想定されます。また、倒壊したブロック塀が道路をふさぐことで、避難や救助活動に支障をきたす恐れもあります。
こうした被害を軽減するため、市ではブロック塀などの撤去工事等にかかる費用の一部を助成する制度を設けています。
特に、ひび割れや傾き、ぐらつきなどがみられる塀は地震時に倒壊する危険性が高く、事故が起きた時に、所有者の責任を問われる場合もありますので、ぜひ本助成をご活用ください。
助成の対象
1.道路等、および隣地に面して設置された、高さ1メートルを超えるコンクリートブロック塀、石塀、万年塀等と門柱の撤去工事
2.道路に面したブロック塀等の撤去に伴うブロック塀およびフェンス等の設置工事
(注釈1)販売を目的として整地や解体工事をする際に撤去を行う場合は助成できません。
(注釈2)撤去工事について、道路の路面または地盤面から60センチメートル以下となるようにブロック塀などの上部を撤去する場合も助成の対象となります。(ただし、建築基準法第44条(道路内の建築制限)の規定を満たすもののみ対象となります。)
(注釈3)設置工事について、以下の場合が助成の対象となります。
(1)ブロック塀等を設置する場合は道路の路面から60センチメートル以下(法適合した塀が助成対象です。基礎形状などにご注意ください。)
(2)フェンス等を設置する場合は道路の路面から2m以下
助成額
撤去費用と、塀の長さに1メートルあたり6千円を乗じた額とを比較して少ない方の額。
設置費用と、塀の長さに1メートルあたり4千円を乗じた額とを比較して少ない方の額。
なお、国産木材を使用した塀の設置に対しては、塀設置費用のうち、80,000円/mを超える額(最大196,000円/mまで)を助成額に加算できる制度があります(延長上限25m)。詳しくは担当にお問い合わせください。